おととい、モデルをしてきました。
そう、いわゆるカットモデルというやつです。
「お金の節約のためにカットモデルで切ってもらってきたら?」と妻に言われたので素直に従います。
モデルといっても、
要は実験台ですね(笑)
スタイリストとしてお店に出てお客様の髪をカットすることができるようになるまでに、お店ごとにテスト的なものを設けていることがほとんどです。そのテストのための腕磨きだったり、テストそのものだったりしますが、いずれにせよ髪を無償で提供する仕事。それがカットモデルです。
担当は若いお兄さん
今回は23歳のイケイケな感じのお兄さんでした。
「よろしくっす」みたいなノリで
一瞬不安がよぎります。
「サイドは刈り上げで切らせてもらいますけどいいっすか?」
「は、はい。。。」
一瞬不安がよぎります。
そして緊張を余所に初手、
いきなりコーム(くし)を落とす。
一瞬不安がよぎります。
(大丈夫かなぁ。。)
さくさく進 まない
ノリは軽かったお兄さん。意外にカットは慎重派で、カットは素人が見ても比較的ゆっくり(よく言えば丁寧に)進んでいるのがわかる。
大雑把にざくざく切られるよりはいいか。。。
そんな矢先、隣で同じようにカットモデルの髪を切っているお兄さんが激しくダメだしをくらう。
「これダメでしょ!」
びくっ!!!
切ってるスタイリスト、モデルのお姉さん、そして隣の私、顔がこわばる。
「ココとココと長さが全然違うよねぇ!」
「いつもいってるけど、全然まだ長いんだけど」
「肩に付くくらいって言ってなかった?」
注意するときは、注意している対象以外の周りの人がどう感じるか、というところも意識に入れて注意しなきゃなーと思いました。
そうこうしているうちに完成
丁寧な仕事で、結局3センチくらい切るのに50分くらいかかったお兄さん。
まぁ仕上がりがよければいいんだけど。無料だし。。。
そしていよいよ店のマスターのチェックが入ります。
お兄さん「・・お願いしまっす」
マスター「んーーーー・・・」
(一同緊張)
マスター「全然めちゃくちゃ悪いってわけじゃないんだけど、、、、後ろのこのウエイトポイントだけもう少し高めにできたら言うことなかったわ!うん、OK!仮合格ね!」
いやいやいや、その言い回しはないでしょうよ、マスター(笑)
素直に「いいね!」って言ってあげなよ。
前半のとこ聞いて、お兄さんと私は顔が激しく曇ったよ。
注意は素直に。
褒めるときはもっと素直に。
そんなことを素直に思いました。
まぁなんにせよ、仮合格で嬉しそうなお兄さん。
私もそこそこちゃんと切ってもらえてよかったよ。
ありがとう。
隣のダメだしされていた子の結果を聞くのは怖すぎたので、
先に帰らせてもらいました(汗
マッチングサービスはいろいろある
ちなみに巷にはいろんなマッチングサービスがあるようです。
参考にしてもらえればと。
無料で今回のように若手スタイリストの成長の場面(または激しくダメだしをくらう場面)に立ち会うことができるかも!
www.hairmo.jp